2024.11.07|小顔整形
顔に脂肪が付いていると顔が丸くみえたり歳を重ねた際にたるんでしまったりします。このようなコンプレックスを解消するために、顔の脂肪吸引を検討している方もいるかもしれません。しかし、顔の脂肪吸引で後悔することはないのでしょうか。
そこでこの記事では、顔の脂肪吸引でよくある後悔例を紹介します。また、失敗してしまう原因や失敗した際の対処法などもまとめました。顔の脂肪吸引を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
顔の脂肪吸引とは、顔の頬やフェイスライン、あご下の脂肪を吸引することで、小顔効果を得る整形手術の1つです。
脂肪吸引は皮膚を数ミリ切開し、カニューレと呼ばれる細い管を挿入して脂肪を吸引します。この際、脂肪細胞そのものを吸引するため、リバウンドしにくい点が特徴です。
また、顔が大きくみえてしまう原因の1つが皮下脂肪です。脂肪吸引であれば、ピンポイントで適量を取り除くことができるため、自然で綺麗なフェイスラインを作ることができます。
顔の脂肪吸引は、脂肪が顔につきやすい方や短期間で確実に顔を痩せさせたい方におすすめです。
顔の脂肪吸引を行った方の中には後悔したと感じる方も多くいます。ここからは、顔の脂肪吸引でよくある6つの後悔について紹介します。
顔の脂肪吸引は皮膚を数ミリ切開して、皮下脂肪を除去します。そのため、術後はダウンタイムがあります。
多くの場合は、術後1〜2週間程度はむくみや内出血、痛みなどの症状が現れるでしょう。また、術後3週間ほど経過すると、拘縮と呼ばれる脂肪吸引部分が硬くなる症状が出ます。
しかし、脂肪吸引の範囲や取り除く脂肪の量によって異なりますが、これらの症状は時間が経てば自然に解消されます。拘縮も術後6ヶ月程度で落ち着くでしょう。
しかし、思っていたよりもダウンタイムが長期化してしまった場合、顔の脂肪吸引で後悔することがあるようです。
理想のフェイスラインを手に入れるために脂肪を取り過ぎてしまうと、脂肪吸引後に皮膚が余ってたるんでしまうことがあります。
脂肪を一気に取ってしまうと皮膚の収縮が追いつかず、半年以上経過してもたるみが残ってしまいます。特に元から皮下脂肪が多い方や高齢の方が脂肪を取り過ぎた場合、たるみが出やすいので注意が必要です。
ただし、適切な量の脂肪を取り除いた場合でも、ダウンタイムの症状としてたるみが出る場合があります。ダウンタイムであれば、術後1〜3ヶ月程度で徐々に引き締まり、元の状態に戻ります。
半年以上たっても皮膚がたるんでいる場合は、フェイスリフトや糸リフトなど他の美容医療施術を受けることですっきりとした輪郭が手に入るでしょう。
脂肪を取りすぎた場合、皮膚に凹凸ができてしまうことがあります。
顔には表情筋と呼ばれる筋肉が多く存在します。しかし、脂肪がなくなると筋肉の動きが表面化しやすく、筋肉の動きが凹凸としてみえてしまうことがあるのです。
また、コラーゲンが一時的に増生された結果、皮膚に凹凸ができてしまうかもしれません。ただし、時間が経てば落ち着くので様子をみると良いでしょう。
また、医師の技術が不足している場合も、皮膚に凹凸ができてしまうことがあります。失敗しないためにも、信頼できる医師に依頼するようにしましょう。
脂肪吸引を受けたのにもかかわらず、脂肪が十分に取り切れていなかった場合にも後悔したと感じる方がいます。特に、フェイスラインに変化がなかった際に感じることが多いでしょう。
しかし、脂肪をたくさん取れば良いわけではありません。脂肪を取り過ぎると、皮膚がたるんでしまったり凹凸が出てしまったりします。
また、術後に変化が感じられなくても、一時的にコラーゲンが増生されていたり、むくみや腫れが残っていたりするからかもしれません。半年ほど様子をみて、それでも変化がない場合、再度施術を検討すると良いでしょう。
脂肪吸引は医療行為なので、感染症にかかることは少ないでしょう。しかし、切開して器具を皮下内に挿入するため、感染症にかかってしまう可能性はゼロではありません。
感染症にかかってしまうと化膿してしまったり、赤く腫れてしまったりすることがあります。初期段階ではあれば抗生剤などの服用で改善します。違和感を感じたらすぐにクリニックに連絡しましょう。
顔には表情筋を動かす神経が多く存在します。そのため、脂肪吸引の際にこれらの神経を損傷させてしまうと、顔面神経麻痺が起こる可能性があります。
一般的に、医師の技術不足で起こることが多く、殆どの場合は神経の断裂ではなく損傷です。そのため、症状は一時的なものである可能性が高いでしょう。しかし、時間が経過しても治らない場合はクリニックに連絡するようにしましょう。
顔の脂肪吸引のデメリットに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて読んでみてください。
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顔の脂肪吸引で失敗し、後悔する原因にはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、顔の脂肪吸引で失敗して後悔する原因を紹介します。
顔の脂肪吸引で失敗して後悔する原因として、多いのは医師の技術力不足です。顔は人目につきやすい場所であり、自然な仕上がりにするためには脂肪吸引を行う場所や角度、吸引量など、個人に合わせて適切に見極める必要があります。
また、顔には筋肉や神経なども多くあり、施術部位も狭いため繊細な施術が求められます。医師の技術が不足していると、適切な見極めや繊細な施術ができず失敗してしまうかもしれません。
顔の輪郭が丸くなってしまう原因は、皮下脂肪だけではなくバッカルファットが原因であることもあります。
顔の脂肪吸引は皮下脂肪にのみアプローチする施術方法です。そのため、皮下脂肪が少なくバッカルファットが多い場合は、脂肪吸引しても顔の輪郭に変化がみられない可能性があります。
バッカルファットとはこめかみから頬部分にかけて存在する脂肪で、皮下脂肪とは別物です。バッカルファットが多く、顔に丸みがある場合は、バッカルファット除去手術を受けるようにしましょう。
皮膚の厚みには個人差があり、皮膚に厚みがある場合は脂肪吸引をしても十分に効果が得られない可能性があります。皮膚に厚みがあって顔に丸みがある場合、脂肪吸引ではなく皮膚を引き締めたり引き上げたりする施術方法を選びましょう。
施術前のカウンセリングが十分に行われなかった場合、理想のフェイスラインを手に入れることは難しいでしょう。
医師は基本的に自然な仕上がりを目指しますが、それが自分のイメージする理想の輪郭と異なることもあるかもしれません。そのため、施術前のカウンセリングはしっかりと行うことが大切です。
カウンセリングやシミュレーションなどを用いて、自分と医師のイメージ、理想と自然な仕上がりの認識をしっかりとすり合わせるようにしましょう。
脂肪吸引をした後の皮下組織は穴だけになり、その後、コラーゲンが増生して皮下組織を修復することで施術部位にハリがでて引き締まります。しかし、コラーゲンが増えると、肌に凹凸ができてしまうかもしれません。
コラーゲンの増生量には個人差があり、施術後にわかります。また、施術直後ではなく、施術から1ヶ月以上経過して、赤みや腫れが引いたタイミングでわかることが多いといわれています。
コラーゲンの増生は悪いことではないので、経過観察をしながら今後の対処法について医師と相談すると良いでしょう。
顔の脂肪吸引で後悔しないためのポイントにはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、後悔しないためのポイントを4つ解説します。
顔の脂肪吸引は、繊細な技術が必要な施術です。
顔には筋肉や神経が多くあり、それらの場所や脂肪の付き方などには個人差があります。そのため、それらを確認して、顔のバランスをみながら脂肪を吸引する必要があるのです。
医師の実績は、公式サイトで確認できます。また、カウンセリング時に雰囲気などを確認するのも良いでしょう。さらに、クリニックの口コミや評価なども参考程度に確認しておくと安心です。
口コミや評価でマイナスなものが多い場合は、他のクリニックを探すようにすると良いでしょう。
顔の脂肪吸引は安全性の高い施術ではありますが、何らかのトラブルが起きる可能性はゼロではありません。施術後のトラブルを避けるために、カウンセリングやアフターケアの充実度は必ず確認しておきましょう。
カウンセリングが不十分であると、医師と自分の中のイメージが共有できず、施術後に後悔するかもしれません。
また、脂肪吸引の施術はダウンタイムが落ち着くまでが治療となります。ダウンタイム中のトラブルでも医師が経過観察をしてくれるクリニックを選ぶようにしましょう。
医療機関には厚生労働省が定めた医療広告ガイドラインが存在します。これは医療機関や医師などの医療従事者を対象としたものであり、芸能人が受診したことをSNSに投稿したり比較・誇大広告を行ったりすることを禁止しているものです。
ただし、医療クリニックの中には、このガイドラインを守っていないクリニックも存在します。また、クリニックによっては、このガイドラインがあることを知らない場合もあります。
このようなルールが守れていないクリニックは、施術でも雑なところがあるかもしれません。後悔しないためにも、そのようなクリニックは避けるようにしましょう。
複数のクリニックから選ぶ場合、値段が決め手となることがあります。しかし、施術費用が他のクリニックよりも安いという理由だけで依頼するのは避けた方が良いでしょう。
安いのには理由があり、麻酔代や医薬品などがオプションで追加費用が必要になるかもしれません。また、カウンセリングやアフターケアが不十分な場合も考えられるでしょう。
値段だけでなく、何が費用に含まれているか確認し、自分に合ったクリニックを選ぶようにしましょう。
クリニックをしっかり選んだとしても、顔の脂肪吸引に失敗してしまうことがあります。そのような際はどうしたら良いのでしょうか。ここからは顔の脂肪吸引で失敗した際の対処法を解説します。
顔の脂肪吸引を行ってから半年程度は、ダウンタイム中の可能性があります。
そのため、失敗ではなくダウンタイムの症状が残っている可能性も考えられます。時間が経てば自然に改善していく可能性があるので、焦らずに様子を見てみると良いでしょう。
クリニックによっては、施術から半年ほど経過した段階で、経過観察を行うこともあります。しかし、不安な場合は施術を受けたクリニックへ相談し、ダウンタイムの症状なのか失敗なのかを確認してもらうと良いでしょう。
顔の脂肪吸引を行ってから半年以上経過しても変化が感じられない場合は、施術が十分でなかった可能性が考えられます。
そのような場合は施術を受けたクリニックへ相談することをおすすめします。アフターケアが充実したクリニックであれば、一定期間は修正施術を無料で行ってくれるかもしれません。
ただし、クリニックによっては修正施術をしてくれないところもあるので、そのような場合はセカンドオピニオンのクリニックを探すのがおすすめです。
修正施術は難易度が高いため、セカンドオピニオンのクリニックを探す際には他院修正の経験が豊富なクリニックを探すと良いでしょう。
この記事では、顔の脂肪吸引でよくある後悔をいくつか紹介しました。
顔の脂肪吸引では、確実に小顔効果を得ることができます。しかし、ダウンタイムが予想より長かったり、脂肪を取りすぎてたるんだりしてしまうリスクもあります。
顔の脂肪吸引は一度行うと元に戻すことは難しいため、後悔しないためにも信頼できる医師に依頼するようにしましょう。また、施術後に違和感を感じた際は、感染症のリスクなどもあるので、直ちに施術を受けたクリニックに連絡するようにしましょう。
顔の脂肪吸引を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
記事監修医プロフィール院長 / 小林 智之
大学病院にて皮膚科領域や形成外科、救急など修練するうち、目に見える多くの疾患が治癒していく経過を確認できることに魅力に感じ専攻いたしました。
しかし、一般皮膚科だけでは改善しないお悩みに直面し、皮膚科診療と並行しながら美容皮膚科を学びました。
これまでの経験を活かし、当院の特徴である、多角的方面から疾患やお悩みを改善できるクリニック、まさしく小さなお子様から皆様のお肌のホームドクターを目指したいと思っております。
お肌のお悩みは女性も男性も同じだと思いますので、お気軽にご相談ください。