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2025.02.06|リジュラン

リジュランのダウンタイムは?期間・症状・過ごし方について徹底解説!

リジュランは、肌の再生を促し、エイジングケアや美肌効果が期待できる美容施術として人気があります。リジュランを実際に受ける際は、施術後のダウンタイムを事前に理解しておくことが大切です。

この記事では、リジュランのダウンタイムの期間や症状、そしてその期間中にどのように過ごすべきかを解説します。これからリジュランを受けようと考えている方や、施術後の過ごし方に不安を感じている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

リジュランとは?

リジュランとは、サーモン由来のポリヌクレオチド(PDRN)の成分を肌に注入することで、肌の再生力を高める美容施術です。ポリヌクレオチド(PDRN)には、細胞の修復や再生を促進し、エイジングケアや肌のハリ・ツヤを改善する効果があります。

肌の弾力や保湿力を向上させ、小じわやたるみを改善する美容施術のため、加齢による肌の悩みを抱える方から人気です。リジュランを注入することでコラーゲン生成を活性化し、自然な美肌を目指します。ダウンタイムが比較的短いこともリジュラン注射の特徴の1つです。

リジュランの効果に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。

リジュラン注射の効果とは?持続期間や効果がないといわれる理由は?

リジュランにダウンタイムはある?

リジュランにはダウンタイムがありますが、比較的軽度かつ短期間で終了します。施術後、注入部位に赤みや腫れ、軽い内出血が現れることがありますが、数日から1週間程度で改善することがほとんどです。

皮膚に小さな膨らみが生じることもありますが、数日以内に自然に消えていきます。ダウンタイム中は激しい運動やアルコールの摂取をしないようにするなど、肌への負担を軽減することが大切です。

リジュランのダウンタイムの症状と対策方法

リジュランのダウンタイム中には、以下の症状が生じることがあります。

  • 内出血
  • 痛み
  • 腫れ
  • 凹凸
  • アレルギー反応

それぞれの症状への対策方法も解説するので、それぞれ詳しくみていきましょう。

内出血

リジュランの施術後、内出血が発生することがあります。注入時に針が毛細血管を傷つけることが原因ですが、数日から1週間程度で自然に治まる場合がほとんどです。

内出血が起こりやすい体質の方は、施術前後にビタミンCやビタミンKを摂取する習慣をつけましょう。内出血が長引く、広範囲にわたる場合は、施術したクリニックに早めに相談することが大切です。

痛み

リジュランの施術後、注入部位に軽度の痛みや違和感を覚えることがあります。注入部位の痛みは、皮膚に針を刺す際の刺激や注入物による圧迫が原因です。

通常数時間以内に痛みは軽減しますが、施術直後に冷やすことで痛みを和らげられます。強い刺激を避けるためにも、施術当日は顔を触らないように注意しましょう。

腫れ

リジュランの施術後には、注入箇所に軽い腫れが生じることがあります。腫れの原因は施術時の針の刺激や、体が異物反応として一時的に起こした炎症です。

腫れは数日で自然に治まりますが、冷やすことで期間を短縮できる場合もあります。施術後は飲酒や激しい運動など血流を促進する行為を避け、腫れが悪化しないように気を付けましょう。

腫れが1週間以上続く場合は、施術をしたクリニックに相談しましょう。

凹凸

リジュランの注入直後は、皮膚表面に小さな凹凸がみられることがあります。

注入された物質が皮膚に留まっていることで一時的に発生するものなので、通常は数日以内に自然に吸収され、凹凸も消えていきます。

リジュランの注入後にできた凸凹に触ったり、マッサージをしたりすると症状が悪化する可能性があるため、極力触らないことが重要です。

アレルギー反応

リジュランは一般的に安全性が高いとされていますが、まれにアレルギー反応で皮膚にかゆみや赤み、発疹が出ることもあります。アレルギー反応が疑われる場合は、施術後すぐにクリニックに連絡し、適切な対応を受けることが大切です。

アレルギー体質の方は、施術前に医師に相談してテストを受けましょう。リジュランを受ける際は、施術後の症状にすぐに気付けるよう、肌の状態をよく観察することが大切です。

リジュランのダウンタイムの経過

リジュランのダウンタイムの経過は以下のとおりです。

  • 施術直後:数時間程度の軽い赤みや腫れが発生することがある
  • 施術1〜2日後:皮膚に小さな膨らみがみられるケースがある
  • 施術1週間後:赤みや腫れといった症状がほとんどなくなる

施術から1〜2日後までは皮膚の赤みや膨らみがみられることがあるものの、3日目以降はほとんどの症状が回復することが一般的です。

肌の異常が長期化したら、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

リジュランのダウンタイムを軽減する過ごし方

リジュランのダウンタイムを軽減するためには、日常生活において以下のポイントを意識しておく必要があります。

  • 触ったり擦ったりしない
  • 施術後は冷やす
  • 血行を促進させる行動は避ける
  • メイクでカバーする
  • 体調を整える
  • スキンケアを欠かさない

それぞれのポイントを具体的に解説します。

触ったり擦ったりしない

リジュラン施術後、注入部位を触ったり擦ったりするのは避けるべきです。施術箇所は非常にデリケートな状態になっているため、外部からの刺激によって内出血や腫れが悪化する可能性があります。

細菌感染を引き起こすリスクもあるため、無意識に触らないよう意識しましょう。優しく洗顔やスキンケアを行い、できるだけ摩擦しないようにすることが重要です。

施術後数日間は、できるだけ肌を安静に保つことで、早期の回復が期待できます。

施術後は冷やす

施術直後の腫れや内出血、痛みには患部を冷やすことが効果的です。冷却は炎症を抑える働きがあり、施術後すぐに冷やすことでダウンタイムを短縮できます。

アイスパックや冷たいタオルを使用して、施術部位を優しく冷やしましょう。施術部分を冷やす時間が長すぎると逆に肌へダメージを与えてしまうため、10〜15分程度の冷却を繰り返しつつ、肌を保湿して乾燥を防ぎましょう。

血行を促進させる行動は避ける

施術後のダウンタイム中は、血行を促進させる行動を避けることが重要です。

特に激しい運動やサウナ、アルコールの摂取などは血流が活発になり、腫れや内出血が悪化する可能性があります。

運動は軽めのウォーキング程度に留め、体を温めすぎないように注意しましょう。施術後1週間程度はアルコールを控え、体に負担をかけないようにしましょう。

メイクでカバーする

リジュラン施術後、赤みや軽い腫れが気になる場合、メイクでカバーすることも可能です。

施術後1〜2日程度は、肌の回復を優先してノーメイクで過ごすのが理想ですが、どうしてもカバーが必要な場合は、必要最低限のアイテムを使うと良いでしょう。

カバー力のあるコンシーラーやファンデーションを使うと、内出血や赤みを自然に隠すことができます。メイクを落とす際には、優しく拭き取り、肌に負担をかけないようクレンジングをしましょう。

体調を整える

リジュランのダウンタイムを軽減するためには、体調管理も欠かせません。施術後の回復力を高めるために、十分な睡眠を取り、栄養バランスの整った食事を心がけましょう。

特に、ビタミンCやビタミンE、亜鉛など、肌の再生や修復を助ける栄養素を積極的に摂取することが重要です。また、ストレスを避けてリラックスした時間を過ごすことも、肌の回復には効果的です。免疫力を高めることで、ダウンタイムの症状が軽減し、早い回復が期待できます。

スキンケアを欠かさない

施術後のスキンケアは、ダウンタイムを軽減するための重要なポイントです。施術後の肌は乾燥しやすくなるため、ヒアルロン酸やセラミド配合の保湿剤を使ってしっかりと潤いを補給しましょう。

術後の肌はデリケートな状態にあるため、刺激の強い成分を含むスキンケア製品やピーリングなどの施術は避けるべきです。

保湿とUVケアを徹底し、肌を外的な刺激から守ることで、ダウンタイムを快適に乗り越えられます。

まとめ

リジュランのダウンタイムを軽減するためには、日常生活での小さなケアや意識が大切です。術後部分の冷却や運動制限など、適切な対策を取ることで、症状の抑制や早期回復につながります。

体調管理とスキンケアを徹底し、肌の再生力を高め、ダウンタイムを快適に過ごすために工夫しましょう。

小林智之

記事監修医プロフィール院長 / 小林 智之

大学病院にて皮膚科領域や形成外科、救急など修練するうち、目に見える多くの疾患が治癒していく経過を確認できることに魅力に感じ専攻いたしました。
しかし、一般皮膚科だけでは改善しないお悩みに直面し、皮膚科診療と並行しながら美容皮膚科を学びました。
これまでの経験を活かし、当院の特徴である、多角的方面から疾患やお悩みを改善できるクリニック、まさしく小さなお子様から皆様のお肌のホームドクターを目指したいと思っております。
お肌のお悩みは女性も男性も同じだと思いますので、お気軽にご相談ください。

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