深いニキビ跡の革新的な治療
サブシジョンとは、凹凸のあるニキビ跡（クレーター）を改善する治療方法です。クレーターの原因はさまざまですが、皮膚の奥深くにできた硬い瘢痕線維が皮膚表面を引っ張ることで、肌表面に凹凸ができることがあります。サブシジョンでは、この皮膚をくぼませている瘢痕線維を医療用の針で剥がすことで肌のクレーターを改善します。
METHODサブシジョンが有効なクレーター肌
サブシジョンは主に「ボックス型」「ローリング型」のニキビ跡（クレーター）に有効な治療方法です。ローリング型のクレーターは、開口部が4mm以上あり、その縁は不鮮明でゆるやかにくぼんでいるのが特徴です。強い炎症により線維化された瘢痕組織が、毛穴周辺から真皮、筋膜まで縦に伸びることで、皮膚が内側に引っ張られてくぼんだ状態になります。このような線維組織は、フラクショナルレーザーやダーマペンなどの縦方向の治療では効果が出にくいため、サブシジョンで横方向に瘢痕組織を切り離して治療を行います。
COMBINATIONサブシジョンと併用をお勧めする施術
サブシジョンで瘢痕を切る治療がうまくいっても、そのままにすると切られた部位が同じように治っていく再癒着を起こすことがあります。この再癒着を防ぐためにサブシジョンと同時にヒアルロン酸や、コラーゲンブースター等の注入や、キュアジェット、CO2レーザーを使用した「皮膚の再構築を促す治療」を併用すると効果が高くなります。
ヒアルロン酸、ジュベルック、
ジュベルックボリュームなど
当院ではサブシジョンの再癒着防止のためにヒアルロン酸以外にも、ジュベルック、コラウム、ジュベルックボリューム、コラウムボリュームなどを使用しています。
これらのコラーゲンブースター系の製剤は再癒着防止効果に加え、自己コラーゲン増生作用によってニキビ跡の陥凹を盛り上げる効果も期待できるため、積極的に取り入れています。
キュアジェット
針によるサブシジョンは主に深部の太い瘢痕線維の切断に使用し、キュアジェットのマイクロサブシジョンは浅部の瘢痕線維を切断します。表層から深層まで一度に剥離することで、創傷治癒の相乗効果が期待できます。
詳しくはこちら炭酸ガスレーザー
皮膚の水分に反応して組織を蒸散させるレーザー治療です。ニキビ跡の表面に照射することで、表層組織を蒸散させ、皮膚の再生を促します。また、ニキビ跡の角（エッジ）を平坦にすることで、ニキビ跡の目立ちやすさを改善できます。当院では、拡大鏡下で炭酸ガスレーザーを照射し、ニキビ跡を可能な限り目立たなくします。
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