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2024.11.21|小顔整形

顔の脂肪吸引のダウンタイムって?気になる症状や期間、過ごし方など徹底解説

顔の丸みや顔についた脂肪のたるみなどが気になり、顔の脂肪吸引を検討している方もいるのではないでしょうか。ただ、脂肪吸引の施術後のダウンタイムが気になって施術を受けられていないと言う方も多いです。

脂肪吸引などの施術の後はダウンタイムは避けられませんが、どのような症状が出るのか、ダウンタイムの経過などを事前に知っておくと安心です。この記事では、顔の脂肪吸引のダウンタイムの症状や経過、早く治す過ごし方などを解説します。

顔の脂肪吸引を受けたいと思っている方やダウンタイムについてくわしく知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

顔の脂肪吸引とは?

顔の脂肪吸引とは、顔にある皮下脂肪を吸引することで見た目を細くし、理想のフェイスラインに近づける施術です。顔の脂肪吸引では、耳の付け根あたりを数mm程度切開し、カニューレと呼ばれる細いストロー状の器具を挿入し脂肪細胞を吸引していきます。

切開するのは耳の付け根や顎裏、鼻孔の中などであるため、傷跡は目立ちにくいです。また、施術中には麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。

顔の脂肪吸引のダウンタイムの症状

顔の脂肪吸引後に起こる可能性が高いダウンタイムの症状は主に以下の4つです。

  • 痛み
  • 腫れ・むくみ
  • 内出血
  • 拘縮(こうしゅく)

それぞれの症状について、詳しく解説していきます。

痛み

顔の脂肪吸引中は麻酔を使用するため痛みはありません。しかし、脂肪吸引によるダメージがあるため、麻酔が切れた後にはまず痛みがやってきます。痛みのピークは施術後麻酔が切れてから3日程度です。痛みは「筋肉痛のよう」と表現されることが多いです。

クリニックから鎮痛薬を処方してもらえることが多いので、医師の指示に従って正しく服用しましょう。鎮痛薬を服用することで日常生活に支障が出るほどの痛みはありません。

腫れ・むくみ

顔の脂肪吸引で現れる2つ目のダウンタイムの症状が腫れ・むくみです。施術部分はどうしてもダメージを負ってしまい、炎症を起こして腫れます。腫れのピークは施術後から3日程度で、基本的には1〜2週間程度で腫れは引いていきます。吸引する脂肪量が少ない場合は、もう少し早く症状が改善することもあるでしょう。

むくみは腫れが引いた後に出てくる場合があります。脂肪を吸引することで、できたスペースに血液やリンパ液などが溜まることでむくみが発生します。むくみのピークは施術後1週程度で、基本的には10〜14日程度で落ち着いていき、長くて3〜6ヶ月も経過すればむくみもほとんどわからなくなるでしょう。

内出血

内出血も顔の脂肪吸引でよく現れるダウンタイム症状の1つです。施術中に出てきた血液が皮下に移動して溜まってしまうことで、内出血が発生します。内出血は2〜3週間程度で自然と改善します。

顔の脂肪吸引は、お腹や太ももの脂肪吸引よりも内出血の範囲は狭く、色も薄い場合が多いです。仕事などがある場合は、コンシーラーなどを使用すれば十分に隠すことができるでしょう。

拘縮(こうしゅく)

顔の脂肪吸引で現れるダウンタイム最後の症状は拘縮(こうしゅく)です。拘縮とは脂肪吸引後に生じた空洞を修復する際に引き締まる過程で起こる症状です。皮膚の表面に凹凸ができたり、皮膚がひきつれたような感覚が生じたりします。

拘縮は痛みや腫れ・むくみ、内出血などが収まってきた時期に始まり、症状のピークは術後3週間〜1ヶ月程度で、2ヶ月〜半年をかけて消滅していきます。

顔のダウンタイムはいつまで続く?ダウンタイムの期間の目安

顔の脂肪吸引は、お腹や太ももの脂肪吸引よりも脂肪の吸入量や施術範囲が狭いため、ダウンタイムの期間や症状は軽い傾向にあります。すべてのダウンタイムの症状が治まるまでには施術後3〜6ヶ月程度かかります。

この3〜6ヶ月は、「日常生活に戻れるまでの期間」ではなく、すべての症状が完全に治まるまでの期間です。多くの方は痛みなどは施術後1週間程度続くことはありますが、鎮痛剤などを服用すれば施術翌日から仕事復帰も可能です。

顔の脂肪吸引のダウンタイムの経過

顔の脂肪吸引において、すべてのダウンタイムの症状が治まるには施術後3〜6ヶ月の時間がかかります。ここでは、施術当日から施術後6ヶ月経過するまで、ダウンタイムの症状がどのように経過していくのか、詳しく解説していきます。

ここで紹介する経過状態はあくまでも基本的な症状です。脂肪の吸引量などによって経過状態は多少異なるかもしれません。不安な症状などがあれば、施術をしたクリニックを受診して相談しましょう。

施術当日

施術中は麻酔が効いており、施術後も麻酔が効いている間は痛みなどもありません。施術後はクリニックで少し休憩し、体調などに問題がなければ帰宅になるのが一般的です。施術当日はメイクなどはできないため、施術の跡が気になる場合はマスクやストールなどを持参しておくと安心です。

麻酔が切れるとまず、痛みがやってきます。痛みを感じるようになったら、処方された鎮痛剤を服用してください。当日は予定などは入れず、自宅に帰ったらゆっくりと過ごしましょう。

施術後1〜3日目

施術後1〜3日目は、痛みと腫れのピークです。人によっては内出血の症状が現れたり、2日目からはむくみの症状が出始めたりします。

痛みは筋肉痛のような痛みで、鎮痛剤を服用していれば激しい運動はNGなど多少の制限はありますが、日常生活を送るうえで支障は少ないでしょう。また、施術のダメージによって口の開けにくさを感じるかもしれません。

施術後の圧迫固定が必要な期間の目安が7日間です。圧迫固定の期間については医師の指示に従いましょう。

施術後4〜7日目

施術後4〜7日目は痛みと腫れのピークが過ぎ徐々に落ち着いてきますが、内出血とむくみのピークを迎えます。内出血とむくみの症状は7日目くらいから少しづつ引いていき、マスクをすればほとんど気にならないでしょう。また、メイクもできるので、内出血はコンシーラーを使えば気付かれない状態に仕上げられるでしょう。

開きにくかった口も徐々に開きやすくなっていきます。そして、7日目になると早い方であれば、拘縮の症状が出始める場合もあります。

施術後8〜14日目

施術後8〜14日目は内出血やむくみが徐々に落ち着き、輪郭がすっきりして脂肪吸引の効果を実感できるようになるでしょう。ただし、この時期から拘縮の症状が始まり、肌の表面に凹凸や硬さ、突っ張りなどを感じるかもしれません。

拘縮のピークは施術後3週間〜1ヶ月です。適切な方法のマッサージを取り入れることで、血行が良くなり拘縮の期間は短縮できる場合があります。

施術後1ヶ月

施術後1ヶ月経過するとむくみや内出血など、一目でわかるダウンタイムの症状はほとんど収まります。輪郭がすっきりとして、周囲の方から見ても輪郭の変化がわかるようになるでしょう。

施術後1ヶ月では、拘縮の症状はまだ残っている場合が多いです。触れると皮膚の凹凸や硬さを感じることもあるでしょう。

施術後2〜6ヶ月

施術後2〜6ヶ月になると、拘縮が徐々に消え顔の脂肪吸引が完成します。通常は施術後6ヶ月が経過すればすべてのダウンタイムに関する症状が治まるでしょう。場合によっては拘縮の症状が6ヶ月以上続くこともあります。拘縮の症状が改善しない場合は一度、施術を行ったクリニックへ相談してみてください。

脂肪吸引はリバウンドが少ない施術方法とされていますが、絶対にリバウンドしないわけではありません。施術の効果を長く維持するため、糖質と脂質の摂り過ぎには注意して食事の栄養バランスには気を配りましょう。

顔の脂肪吸引のダウンタイムを早く治す過ごし方

顔の脂肪吸引後のダウンタイムは避けられるものではありませんが、過ごし方によってはダウンタイムの症状を軽減したり期間を短縮できたりすることがあります。ここでは、ダウンタイムを早く治す過ごし方を7つ解説します。

処方薬を服用する

脂肪吸引の施術を受けた際には、麻酔が切れた後の痛みを抑えるために鎮痛剤を処方してもらえます。処方される鎮痛剤の種類によって服用のルールなどは異なります。必ず医師の指示に従って服用してください。

鎮痛剤を服用しても実際に痛みが引くまでには少し時差があります。痛みが引かないからといって追加で服用するのは避けてください。鎮痛剤を服用して数時間経過しても痛みが引かない場合は追加服用するのではなく、医師に相談しましょう。

痛みがある場合はアイシングで冷やす

痛みや腫れが気になる場合はアイシングがおすすめです。アイシングは外傷などが原因で炎症が起きている部分を冷やすことで、痛みや腫れを緩和します。炎症部分を冷やすと痛みの感覚が鈍く、血管を収縮させて腫れを抑えることが可能です。

アイシングをする際には保冷剤や氷と水を入れた袋を使用しますが、直接患部にあてるのは避けてください。直接保冷剤などをあててしまうと、凍傷になる可能性があります。清潔なタオルで保冷剤などを包み、炎症部分にあてるようにしましょう。

医師の指示通りに圧迫固定をする

ダウンタイムの症状を軽減させるために、圧迫固定を行う場合が多いです。圧迫固定は患部の腫れや出血を抑えるだけではなく、脂肪細胞を吸入した際に空洞となった部分の癒着させる効果も期待できます。

顔の場合はフェイスバンドなどを使用することが多いです。圧迫固定を行う期間は施術後7日程度が目安です。フェイスバンドの着用方法を間違えると皮膚が歪んで癒着してしまう可能性があります。フェイスバンドの使い方は必ず医師から説明があります。その説明通り、正しく着用するようにしましょう。

お酒や激しい運動などの血行が良くなる行為はしないようにする

施術後はお酒や激しい運動など血行の良くなる行為は1週間程度は避けるようにしましょう。血行が良くなると痛みや腫れなどの炎症を悪化させる可能性が高いです。血行の良くなる行為は、お酒や激しい運動だけではなく、長時間の入浴やサウナも同様に避けてください。

目安は1週間程度ですがどの程度の期間、お酒や激しい運動を避けた方が良いかは脂肪細胞の吸引量などによっても異なります。正確な期間は医師の指示に従ってください。

寝るときは頭を高くする

顔や頭部分に血が集まってしまうと痛みやむくみが悪化する可能性があるため、寝ているときは頭を高くしてみましょう。起きているときは、顔が心臓よりも上にあるため気にする必要はありません。

ただ、頭を高くし過ぎると寝苦しくなってしまうため、枕に畳んだタオルを重ねるなど頭を高くする際には少しだけを意識しましょう。

マッサージをする

マッサージを行うことで血行を促進してダウンタイムの回復を早めます。マッサージはむくみや拘縮の緩和効果も期待できます。入浴中など身体が温まっているタイミングで、患部から心臓に向かってほぐすようにくるくるとさすってみましょう。力を入れ過ぎないようにして、痛みなどを感じたらすぐにマッサージは中止してください。目安は1日10分程度です。

しかし、痛みや腫れ、内出血がある状態でマッサージを行うと、症状が悪化するかもしれません。マッサージを行う場合は、痛みや腫れ、内出血が完全に落ち着く施術後3週間頃を目安とすると良いでしょう。

栄養バランスの良い食事を摂る

ダウンタイム中はいつも以上に栄養バランスの良い食事を心がけましょう。栄養バランスの良い食事は回復を早めるためにも欠かせません。

特に以下の栄養素は代謝促進の効果があるとされているため意識して摂取してみましょう

栄養素 含まれている食材
ビタミンB群

(ビタミンB1・B2・B6・B12・ナイアシン・パントテン酸・葉酸・ビオチン)

・肉類

・魚類

・レバー

・鶏卵

・貝類

・ナッツ など

亜鉛 ・牡蠣

・アワビ

・レバー

・鶏卵

・チーズ

・高野豆腐

・納豆

・アーモンド

・落花生 など

たんぱく質 ・牛や豚の赤身

・ラム肉

・マグロの赤身

・かつお

・鶏卵 など

これらの栄養素を積極的に摂取しつつ、他の栄養素もまんべんなく食事に取り入れることを意識しましょう。

顔の脂肪吸引のダウンタイムで腫れが引かないときの対処法

顔の脂肪吸引をした際に起こるダウンタイム症状の1つである腫れはピークが施術後3日ごろで、施術後1〜2週間ごろを目途に収まります。しかし、施術後1週間を過ぎても腫れや痛みといった症状が引かない場合、幹部が炎症を引き起こしている可能性があります。できるだけ早く医師へ相談しましょう。

ただ、腫れのあとにはむくみがやってくるため、腫れとむくみの見分けが付きにくい場合もあります。腫れは患部が熱っぽく感じられますが、むくみは炎症反応は強くなく、あまり熱っぽさは感じられません。

対処法も異なり、腫れは冷やすことで軽減しますが、むくみは温める方が効果的です。もし患部を冷やしても症状が軽減しない場合は腫れではなく、むくみの可能性があります。

顔の脂肪吸引のダウンタイムに関するよくある質問

最後に、顔の脂肪吸引のダウンタイムに関するよくある質問を2つ紹介します。ほかにも聞きたい点などがあれば、施術前のカウンセリングで聞いておきましょう。

顔の脂肪吸引のダウンタイムがバレないようにする言い訳はありますか?

顔の脂肪吸引のダウンタイムがバレたくない場合の言い訳は、体調不良や親知らずを抜いたなどがあります。特に親知らずを抜いたという言い訳は、顔の脂肪吸引をした際におすすめです。

ただ、自分から伝える必要はなく、聞かれたときにだけ軽く答えられるように回答に関する準備だけしておきましょう。

顔の脂肪吸引の傷口はどれくらいで治りますか?

顔の脂肪吸引の傷は、一般的に6〜12ヶ月かけて赤みが引いていきます。顔の脂肪吸引をする際には耳の付け根や顎裏、鼻孔の中など目立たないところを切開して、カニューレを挿入します。目立たない場所を数mm切開するだけなので、傷跡が問題になることは少ないでしょう。

どうしても傷跡の色味が気になり、早く回復させたい場合は、保湿ケアを徹底したりレチノール系の化粧品を塗ってみましょう。

まとめ

顔の脂肪吸引とは、顔にある脂肪細胞を吸引することで見た目を細くし、理想のフェイスラインに近づける施術です。顔の脂肪吸引後に起こるダウンタイムの症状には痛みや腫れ・むくみ、内出血、拘縮などがあります。

すべてのダウンタイムの症状が治まるまでには3〜6ヶ月程度かかりますが、鎮痛剤を服用すれば翌日から仕事復帰も可能です。

いつまでも腫れや痛みなどの症状が治まらない場合は、炎症を起こしている可能性もあるためすぐに医師へ相談しましょう。

小林智之

記事監修医プロフィール院長 / 小林 智之

大学病院にて皮膚科領域や形成外科、救急など修練するうち、目に見える多くの疾患が治癒していく経過を確認できることに魅力に感じ専攻いたしました。
しかし、一般皮膚科だけでは改善しないお悩みに直面し、皮膚科診療と並行しながら美容皮膚科を学びました。
これまでの経験を活かし、当院の特徴である、多角的方面から疾患やお悩みを改善できるクリニック、まさしく小さなお子様から皆様のお肌のホームドクターを目指したいと思っております。
お肌のお悩みは女性も男性も同じだと思いますので、お気軽にご相談ください。

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