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2024.11.21|ルビーレーザー

シミ取りレーザー後のかさぶたは何日​ではがれる?シミ取りレーザー治療後の経過もあわせて解説

シミ取りレーザーを受けた後にできるかさぶたがどれくらいではがれるのか気になる方も多いのではないでしょうか。治療後の経過を知っておくことで、不安をなくし、施術後のケアにも役立ちます。

この記事では、シミ取りレーザー後のかさぶたがはがれるまでの日数や治療後の肌の変化について詳しく解説します。スムーズな肌の回復を目指すためのポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

シミ取りレーザー後のかさぶたは何日​ではがれる?

シミ取りレーザーを受けた後のかさぶたは、通常7日から10日ほどで自然にはがれます。ただし、肌質や治療部位によって個人差があるため、早くはがれたり、逆に時間がかかったりする場合もあります。

かさぶたが自然にはがれるまでの間は、無理にはがさないよう注意しましょう。強引にはがすと、色素沈着や跡が残る原因となることがあるので、自然にはがれるのを待つことが大切です。

レーザー治療の経過におけるかさぶた

レーザー治療後にかさぶたができるのは肌の回復過程で見られる正常な反応です。ここからは、レーザー治療でできたかさぶたについて詳しく説明します。

早くはがれるかさぶたには注意

かさぶたが通常より早くはがれる場合は注意が必要です。

たとえば、強くこすったり、保湿不足で乾燥したりすると、かさぶたが剥がれやすくなります。かさぶたは肌を保護し、自然な治癒を促す役割を果たしているため、早くはがれると傷跡や色素沈着が残るリスクがあります。

施術後は保湿を徹底し、刺激を与えないようにすることが大切です。しっかりとケアをすることで、肌の回復をサポートしましょう。

かさぶたができないケースもある

シミ取りレーザー後にかさぶたができないこともあります。レーザー治療後にかさぶたができない理由は以下のとおりです。

  • 照射出力が弱すぎた:皮膚の表面を十分に刺激できなかった場合、かさぶたが形成されにくいです
  • 照射出力が強すぎた:強すぎるエネルギーで照射すると、皮膚の深い層が損傷し、かさぶたが形成されないです
  • 深い層にあるシミだった:真皮層にあるシミは、かさぶたができにくいです

上記のようなケースでは、肌の状態に合わせて医師と相談し、次の治療方法を検討するのがおすすめです。

シミ取りレーザー後にかさぶたができないときの対処法

シミ取りレーザーの治療後にかさぶたができない場合もありますが、焦らず適切に対処することが大切です。まず、施術したクリニックに相談するようにしましょう。

かさぶたができない場合は肌の回復が遅れる可能性があるため、肌をしっかりと保湿し、紫外線対策を徹底しましょう。クリームやローションを使って肌を守り、外出時には日焼け止めをこまめに塗る必要があります。

また、肌に負担をかけないよう、強くこすることや刺激を与える行動は避けましょう。適切にケアをすることで、肌の自然治癒のサポートすることができます。

シミ取りレーザーの治療の経過

シミ取りレーザー治療は、施術直後から数か月にわたり肌が変化していきます。ここでは、治療の具体的な経過を段階的に解説します。

1. レーザーをシミに照射する

シミ取りレーザー治療では、特定の波長のレーザーをシミに照射し、メラニン色素を破壊することでシミを取ります。

照射時には軽い痛みやチクチクした感覚がありますが、施術は短時間で終了します。レーザーはメラニンに反応し、色素を分解するため、肌表面へのダメージを最小限に抑えられます。治療後は、肌の状態に応じて保護シールを貼る場合があります。

2. レーザー照射直後:軽いやけどのような状態

照射直後は、軽いやけどをしたような赤みや腫れが見られます。皮膚が敏感な状態になっているため、冷やして炎症を抑えるのがおすすめです。

この段階では、メイクやスキンケアは控え、患部を触らないようにしましょう。赤みは数時間から数日で引くことが多いですが、個人差があるため、必要に応じて医師の指示に従ってケアをしてください。

3. レーザー照射3日~1週間後:かさぶたができる

照射後3日から1週間ほどで、シミが濃くなり、かさぶたが形成されます。このかさぶたは、治療の効果が出ている証拠なので、自然にはがれるまで触らないことが大切です。

かさぶたがはがれる前に無理に取ってしまうと、色素沈着や跡が残る原因となるため、十分注意してください。自然に剥がれ落ちるのを待ちながら、保湿ケアをしっかりしましょう。

4. レーザー照射2週間後:かさぶたの跡に赤みが残る

かさぶたがはがれた後は、跡に赤みが残ることがあります。これは肌が再生している過程であり、時間とともに徐々に薄くなります。

この期間は、刺激の強いスキンケアやメイクは控え、優しくケアすることがポイントです。また、紫外線に当たると色素沈着が悪化する可能性があるため、日焼け止めを欠かさず塗るようにしましょう。

5. レーザー照射2~4週間後:炎症性色素沈着が起こる

レーザー照射から2〜4週間後にかけて、炎症性色素沈着が現れることがあります。これは、メラニンが一時的に増える現象であり、多くの場合、時間の経過とともに自然に消えていきます。

肌の再生を促すため、保湿を徹底し、ビタミンC配合の美容液などを使用するのが効果的です。ただし、色素沈着が改善されない場合は、医師に相談するようにしましょう。

6. レーザー照射3~6ヶ月後:シミが薄くなる

レーザー治療から3〜6ヶ月が経過するとシミが薄くなり、肌のトーンが均一になるのを実感できるでしょう。

この時期には、肌のターンオーバーが繰り返されることで、メラニンが排出されます。長期的な美肌維持のためには、引き続き紫外線対策と保湿を怠らないことが重要です。定期的にアフターケアやフォローアップを受けることで、より治療効果を実感できます。

シミ取りレーザー治療の注意点

シミ取りレーザーは効果的な治療法ですが、施術を受ける前に知っておくべき注意点があります。適切な準備とアフターケアを行うことで、施術の効果を最大限に引き出し、リスクを最小限に抑えられます。ここでは、シミ取りレーザーの注意点について詳しく解説します。

ダウンタイムがある

シミ取りレーザーでは、ダウンタイムが生じるのが一般的です。施術後に赤みや腫れが続く期間があり、かさぶたが形成されてはがれるまでの間は、見た目の変化が気になるかもしれません。

ダウンタイムの長さには個人差がありますが、約1週間から2週間ほどが目安です。この期間中は、肌が非常に敏感になっているため、保湿ケアや紫外線対策を徹底することが求められます。ダウンタイムを見越して、施術のタイミングを計画することが重要です。

施術には痛みが伴う

シミ取りレーザー施術では、痛みを伴う場合があります。痛みの程度には個人差がありますが、ゴムで弾かれるような感覚や軽い焼けるような痛みを感じることが多いです。

痛みが苦手な方は、麻酔クリームを使用することも可能なので、事前にクリニックで相談すると良いでしょう。また、施術後に痛みが残る場合もありますが、患部を冷却したり鎮痛剤を使用したりすることで緩和できることが多いです。痛みが心配な場合は、医師としっかり話し合い、不安を解消してから施術を受けることをおすすめします。

施術後に赤みや炎症が起こる場合がある

レーザー治療後には、赤みや炎症が起こることがあります。これは皮膚が刺激を受けたことによる自然な反応ですが、炎症が長引く場合は注意が必要です。通常は数日で落ち着きますが、肌質によっては1週間以上赤みが残ることもあります。

炎症を抑えるためには、冷やしたタオルなどで患部を冷却する方法が効果的です。また、刺激の強い化粧品は使用しないようにして、低刺激のスキンケア製品で肌を整えることが大切です。ただし、症状が改善しない場合は、すぐに医師に相談した方が良いでしょう。

保険適用されない

シミ取りレーザー治療は美容目的で行われるため、基本的に保険適用外です。そのため、施術費用は自己負担となります。費用はクリニックや施術回数によって異なりますが、1回あたり数万円が一般的です。

施術を受ける前に治療にかかる総額を確認し、自分の予算に合ったプランを選ぶことが大切です。複数回の施術が必要な場合もあるため、費用計画を立てておくと安心です。また、支払い方法や割引プランの有無なども事前に確認しておくと良いでしょう。

シミが再発する場合がある

シミ取りレーザーで一度シミが薄くなっても、シミが再発する可能性があります。紫外線を浴びると再びメラニンが生成され、シミが出てくることがあるため、施術後は紫外線対策を徹底するようにしましょう。

日焼け止めは毎日欠かさず使用し、帽子や日傘などを活用して肌を守りましょう。また、シミの再発を防ぐために、美白ケアや抗酸化作用のあるスキンケア製品を取り入れるのも効果的です。定期的にメンテナンスをし、肌の健康を維持するよう心がけましょう。

シミ取りレーザーに関するよくある質問

シミ取りレーザーを受けた後には、さまざまな疑問や不安が生じることがあります。ここでは、よくある質問に対してわかりやすく回答します。適切なケアを行い、安心して施術の経過を見守るための参考にしてください。

かさぶたがはがれない場合は自分ではがしても良いですか?

かさぶたがなかなかはがれない場合でも、自分ではがさないようにしてください。無理に剥がすと、色素沈着が生じたり傷跡が残ったりするリスクがあります。

かさぶたは、肌の自然な治癒プロセスの一部で、はがれるまでの時間は個人差があります。自然にはがれるのを待ちながら、保湿をして肌を保護しましょう。また、かさぶたの状態が長期間続く場合や不安がある場合は、施術を受けたクリニックに相談すると良いでしょう。

レーザー照射部位が白くなったのですが大丈夫ですか?

レーザー照射後に部位が白くなるのは、施術後によく見られる反応で、ほとんどの場合は心配ありません。

照射部位が白くなるのはレーザーがメラニン色素に作用したことを示しており、時間が経つと徐々に肌色に戻ることが多いです。しかし、白くなった部分に痛みや異常な腫れが続く場合は、感染していたり過剰な反応だったりする可能性もあるため、クリニックに相談することをおすすめします。肌の変化を観察し、異常があれば早めに医師に確認するようにしましょう。

シミ取りレーザー後にかさぶたにならずに黒いままでも大丈夫ですか?

シミ取りレーザー後にかさぶたができず、黒いままの状態が続くこともあります。これは、シミの色素が皮膚に残っている場合に見られる現象で、徐々にターンオーバーによって排出されることが多いです。

黒いままのシミが気になる場合も、無理に触ったり刺激を与えたりしないように注意しましょう。時間が経っても変化が見られない場合や色が濃くなってきた場合には、クリニックに相談して適切な対応を受けると安心です。

まとめ

この記事では、シミ取りレーザー後の経過について詳しく解説しました。シミ取りレーザー治療後には、さまざまな不安が生じることがありますが、正しい知識を持って適切に対処することが重要です。

かさぶたがはがれない場合は自然に任せましょう。レーザー照射部位の白さや黒さも時間の経過とともに落ち着くことが多いです。疑問や不安がある場合は、施術を受けたクリニックに相談し、適切なアドバイスをもらいながら安心して治療の経過を見守りましょう。

レーザー治療でのシミ取りを検討している方は、この記事を参考にして、健やかな肌の回復をサポートしてください。

小林智之

記事監修医プロフィール院長 / 小林 智之

大学病院にて皮膚科領域や形成外科、救急など修練するうち、目に見える多くの疾患が治癒していく経過を確認できることに魅力に感じ専攻いたしました。
しかし、一般皮膚科だけでは改善しないお悩みに直面し、皮膚科診療と並行しながら美容皮膚科を学びました。
これまでの経験を活かし、当院の特徴である、多角的方面から疾患やお悩みを改善できるクリニック、まさしく小さなお子様から皆様のお肌のホームドクターを目指したいと思っております。
お肌のお悩みは女性も男性も同じだと思いますので、お気軽にご相談ください。

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