リジュランには効果がない？その理由や期待できる効果、効果を高めるコツなど解説

リジュランは、しわやたるみ、ニキビなど、年齢を重ねるにつれて生じる肌トラブルを改善できます。注入治療のため手軽だと美意識が高い方からの人気を集める一方、「効果がない」と感じる声もあります。

この記事では、「リジュランの効果はあるのか」「リジュランの効果を得るためのコツ」などについて解説します。リジュランを受けるか検討中の方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。

リジュランとは

リジュランとは、肌の再生や成長をうながす美容注射です。ここでは、リジェランがもたらす効果や特徴、含まれる成分について詳しく解説します。

肌にさまざまな美容効果をもたらす注射

リジェランは、年齢を重ねるにつれて表れる肌のしわやシミなど多くの肌トラブルを解消します。さらに、ニキビやニキビ跡のような幅広い年代の悩みである肌トラブルの改善にも効果があります。

「肌トラブル」と聞くと顔をイメージしがちですが、リジェランを打てる部位は顔だけではありません。首や手の甲などにも注射できるため、ダメージを受けた多くの部位での皮膚の修復が可能です。

サーモン由来の有効成分「ポリヌクレオチド」配合

リジェランにはサーモン由来の「ポリヌクレオチド」という有効成分が配合されています。ポリヌクレオチドには、成長因子の増加、毛細血管の循環促進、炎症の抑制などさまざまな効果があります。

ポリヌクレオチドは人間の身体との相性が良いです。副作用があまりなく、安全性が高い点も非常に魅力的です。

リジュランには効果がない？効果がないといわれる6つの原因

リジェランは肌にいくつもの美容効果をもたらし、加齢を忘れさせてくれます。しかし、「効果がない」と感じる方もいます。効果がないといわれる原因は以下の6つです。

• 即効性がない
• 効果の持続は一時的
• 継続的に治療を行っていない
• 肌にあっていない
• 肌悩みがリジュランで解決できない
• 若くてきれいな肌には効果が出づらい

即効性がない

リジェランが効果ないとされる理由の1つは、即効性がないためです。リジェランは皮膚に注入すると線維芽細胞が活性化しますが、新しい細胞が再生してくるためには時間がかかります。

さらに、1回打つだけでは、効果はとても小さいです。リジェランは、何回か繰り返し注入することで、効果が高まりやすいです。そのため、1回だけで治療を止めると、期待していた分「効果がない」と感じやすくなります。

効果の持続は一時的

リジェラン注射の効果は一時的で、永久的に持続するわけではありません。リジェラン注射後約2〜3週間経つと、肌質の向上や改善が実感できます。しかし、時間の経過とともに効果を感じにくくなります。

さらに、リジェランはポリヌクレオチドが線維芽細胞に刺激を与えることで、もともとの肌の機能を活性化させます。そのため、日頃の生活習慣やスキンケアによって、どのくらい効果が表れるかには個人差があります。

継続的に治療を行っていない

継続的に治療していない場合、リジェランの効果は得られにくいです。リジェランの効果を持続させるためには、継続的な治療が必要です。

治療の回数や間隔は、個人の肌状態やどのような効果を得たいかによって変わります。一般的にリジェランの効果は数ヶ月から半年ほど続きます。効果が持続する時間を目安にして、次回の治療のタイミングを決めると良いでしょう。

自分で治療回数や間隔を決めるのが難しい場合、医師に相談するのがおすすめです。

肌にあっていない

リジュランは多くの方に効果が生じるとされていますが、肌の質感や状態によっては効果が得られにくいこともあります。

リジェランは肌トラブルがある場合に、効果を実感しやすい治療です。特に加齢によるしわやたるみの改善、保湿力の回復などの効果が期待できます。

しかし、肌トラブルが少なく綺麗な肌だと、注射による変化が少なくなります。そのため、「効果がない」と感じる方もいるでしょう。

肌悩みがリジュランで解決できない

リジュランはしわやたるみ、肌のハリ改善にとても効果がありますが、すべての皮膚の悩みを解決できるわけではありません。

たとえば、小さいしわであれば、リジェランで効果を実感できます。しかし、深いしわの場合、リジェランよりもヒアルロン酸の方が効果を感じやすいです。

さまざまな製剤の特徴を押さえて、自分の肌悩みに適した治療を選ぶと良いでしょう。

若くてきれいな肌には効果が出づらい

リジェランは若くてきれいな肌には効果が出づらいです。若くてきれいな肌は、加齢によるしわやたるみなどの肌トラブルが少ないためです。リジュランは、トラブルを抱えた肌に対して効果が期待できます。

とはいえ、リジェランを若くてきれいな肌に打つことは、全く意味がないわけではありません。リジェランは、潜在的な肌トラブルを改善します。そのため、年齢を重ねてはっきり目に見えてわかるような肌トラブルの予防になります。

リジュランの効果を最大限にするコツ

リジュランの効果をより実感するにはどうしたら良いのでしょうか。ここでは、リジュランの効果を最大限にするコツを4つ紹介します。

• 適切な回数・頻度で施術を受ける
• ダウンタイムの過ごし方に気を付ける
• 信頼できるクリニック・医者に依頼する
• 悩みに合ったリジュランを選ぶ

それぞれ詳しくみていきましょう。

適切な回数・頻度で施術を受ける

リジュランは初回の施術後に約2〜3週間の間隔を空けて3〜4回、その後は半年から1年おきに1回程度施術を受けるのがおすすめです。

3〜4回定期的に施術を受けると、肌再生を促し、しわやハリ改善の持続的な効果をもたらします。また、この施術サイクルを終えたら、半年から1年おきにメンテナンスの治療を受けることも大切です。このメンテナンスがリジュランの効果を十分に実感することにつながります。

医師と相談しながら、自分の肌の状態や治療の目的によって治療のスケジュールを調整することが大切です。

ダウンタイムの過ごし方に気を付ける

リジュランは皮膚に針を刺して、直接肌に注入します。そのため、注入した部分は内出血を起こす可能性があります。施術当日は、入浴や激しい運動のように血流を良くする行動は控えましょう。

さらに、針を刺した部位は、皮膚のバリア機能が低くなっています。普段より乾燥やダメージを感じやすい状態です。乾燥や紫外線にも気を付けて過ごすようにしましょう。

信頼できるクリニック・医者に依頼する

リジュランの治療を受けるときは、実績が豊富で信頼できるクリニックや医者を選ぶと良いでしょう。使用している製剤、症状写真、費用、アフターケアの有無などを調べ、クリニックの候補を絞りましょう。

リジェランのような注入治療は、医師の技術により仕上がりが大きく変わります。さらに、クリニックによって費用も異なるので、合計金額を比較すると良いでしょう。

事前にリサーチをしてカウンセリングを受け、納得いく選択をすることが大切です。

悩みに合ったリジュランを選ぶ

リジュランには「リジュラン（ヒーラー）」「リジュランi」「リジュランs」「リジュランHB」の4種類があります。

肌悩みや治療目的に応じた製剤を選択することで、最大限の効果が得られやすくなります。

「リジュラン（ヒーラー）」は、肌のハリや小じわに「リジュランi」は目元のしわやくまなど目周りの悩みに向いています。

「リジュランs」はニキビ跡やクレーターの改善に効果を発揮します。「リジュランHB」は肌のハリやしわへの効果がありながら、注入時の痛みが抑えられるリドカインが含まれています。そのため、痛みに弱い方におすすめです。

リジュランの主成分や効果、痛みは以下のとおりです。

	主成分	効果	痛み
リジュラン (ヒーラー)	ポリヌクレオチド	強い肌質改善	強
リジュランi	ポリヌクレオチド	・目元のしわ ・クマ	中
リジュランs	ポリヌクレオチド	・ニキビ跡 ・クレーター ・凹凸	中
リジュランHB	・ポリヌクレオチド ・ヒアルロン酸 ・リドカイン	強い肌質改善	弱

リジュランの効果を実感しやすい部位

リジュランの効果を実感しやすい部位は、以下のとおりです。

• 目の下
• ほうれい線周り
• 顔のニキビ跡

まず、効果が顕著に表れる部位が目の下です。目の下の悩みでありがちな小じわやクマなどに集中的にリジュランを注入するとより効果を期待できます。

また、ほうれい線周りにも効果が得られやすいです。リジュランには、たるみを改善する作用もあるためです。

さらに、肌細胞を修復する働きもあるため、顔のニキビ跡の色味の治療にも効果があります。

リジュランに期待できる効果

具体的にリジュランにはどのような効果が期待できるのでしょうか。リジュランに期待できる効果は主に以下の4つです。

• ハリとツヤのある肌が手に入る
• 目の下のクマが解消される
• しわ改善
• ニキビや肌荒れ、傷跡などがきれいになる

それぞれ詳しくみていきましょう。

ハリとツヤのある肌が手に入る

リジュランはコラーゲンの生成を促進するため、肌のターンオーバーが活性化します。これにより、肌のキメが細かくなり潤いが増すといった若さを感じやすい条件を整えてくれるでしょう。

また、メラニンのような蓄積された老廃物は、ターンオーバーが亢進することで排出されます。そのため、くすみやシミにも働きかけ、ハリとツヤのある肌が手に入ります。

目の下のクマが解消される

年齢を重ねると、肌の厚さが減り、目の下がくぼんでクマができやすくなります。目の下のクマは、実年齢よりも老けた印象を与えてしまいがちです。クマは血流が滞り皮膚のターンオーバーが衰えることで色素沈着を起こして生じます。

そこでリジュランを目元に注入することで、目の下にボリュームを出すことができ、ふっくらした若々しい目元に仕上がります。

これは、真皮の細胞産生能力が向上し、コラーゲンが増加することによりハリが生じるためです。その結果くぼみが改善し、目元が明るくなります。

しわ改善

リジェランはさまざまな種類のしわの改善にも非常に効果的です。しわは乾燥や加齢など生じる原因はさまざまです。

リジェランを打つと肌のターンオーバーが活発になり、コラーゲンで満たされるようになります。目元や口元の小じわや眉間のしわ、ほうれい線などのしわも目立ちにくくしてくれます。

ニキビや肌荒れ、傷跡などがきれいになる

リジュランはニキビや肌荒れ、傷跡にも効果があります。ターンオーバーの正常化により、ニキビができにくい肌になります。

さらに、施術回数を重ねることで、肌全体のボリュームアップができ、ニキビ跡や傷跡も目立ちにくくなります。

リジュランに関するよくある質問

ここまでリジュランの特徴や得られる効果などについて詳しく解説してきました。ここからは、以下のリジュランに関するよくある3つの質問に回答していきます。

• 効果はいつから実感できますか？
• リジュラン注射は痛いですか？
• リジュランの効果はどれくらい続きますか？

それぞれ詳しくみていきましょう。

効果はいつから実感できますか？

リジュランの効果は施術してから約数週間が経ったタイミングで初めて効果を実感できます。すぐに効果が現れないのは、線維芽細胞が注入により活性化され、コラーゲンが生成されるまでには時間がかかるためです。

施術後すぐに効果が見られないからといって、全く効果がないわけではありません。リジュラン注入後は、長い目で経過を見守りましょう。

リジュラン注射は痛いですか？

リジュラン注射の痛みは、種類によって異なります。「リジュラン（ヒーラー）」は、強い痛みを感じる方が多いです。

しかし、「リジュランHB」の場合、痛みは少なく不快感を和らげられます。そのため、注入時の痛みが気になる方や不安な方は、「リジュランHB」を選ぶと良いでしょう。

リジュランの効果はどれくらい続きますか？

リジュランの効果は数週間から3ヶ月程度は続きますが、その後は効果がなくなり元の状態に戻ってしまいます。

そのため、最初は2〜3週間ごとに合計3〜4回、その後は半年から1年ごとに1回の間隔で継続的に施術を受けるのがおすすめです。

まとめ

リジュランはしわやしみ、ニキビなどさまざまな肌トラブルを改善へと導いてくれます。リジュランは即効性がなく、効果も一時的なので「効果がない」と捉えてしまうことも少なくありません。

しかし、施術回数を重ねたり、悩みに合ったリジュランを選択したりといくつかのコツを掴むことで、リジュランの効果を最大限に実感できます。

継続的に施術を受けることで、肌環境が整い、ハリとツヤが生まれます。リジュランの効果を十分に得て、若々しい肌を手に入れましょう。